デジタルお片付け

エンタープライズIT領域でのデータ・エンジニアの経験をもとに、データ管理についての技術解説や事例紹介を行っています。

はじめに

 世の中はお片付けブーム。お片付けするとやせるとか彼氏ができるとか、よい効果がたくさんあるらしい。片付け本が売れています。

 私も、片付け本を読んでは部屋を片付けて、気分が明るくなったり、夫婦仲がよくなったり、よい効果がたくさんありました。

 しかし、私たちが大事に持っているものは物だけなのでしょうか?いまや、物の多くはほとんどデータになり、デジタル化され、私たちはいらないデータも永遠に持っていて、しかもそれに気づいていないのではないでしょうか。

  私はシステムのデータ設計を10年以上専門にしているワーキングマザーです。

新人の頃にデータ設計に詳しい先輩社員から「データをいつ捨てるかを考えてシステム設計できるのが、良いデータ設計者なのだよ」と言われたことがいまだに記憶に残っています。

 物理的に本を断捨離しても、お気に入りの本はkindleでダウンロード。手紙はデジタルになってメールボックスに一万通以上あり、CDはmp3になり、大事な写真は印刷せずにパソコンの中にとってあるのでは?

 手紙、FAX、電話帳、重要書類、カード、アルバム、CD、帳簿など。

 物は、目の前に見えなくなり、データにさえなっていれば、物に惑わされる時間は減るのでしょうか。

 大事な情報はデータになって探しやすくはなっています。しかし、パソコンに向かう時間が長くなるにつれて、データを探す時間自体にも効率化が求められているのではないでしょうか?

 仕事上でもデジタル化された情報を探すための時間は、業務時間の20パーセントは最低かかると言われています。データが少なければ調査時間や迷ったりする時間が減り、よりパフォーマンスがアップするのではないでしょうか。

 私は二人の子どもがいるワーキングマザーでもあり、ワークライフバランスを向上してパフォーマンスをアップするために、自宅のお片づけ始め、日ごろからさまざまな工夫をしてきています。しかし、データの片付けに関して言えば、プロなのになかなかお片づけできないという悩みがありました。恥を忍んでIT系のワーキングマザー友達に聞いてみたところ、皆さんデータのお片付けには苦労していることがわかってきました。

 聞こえてくるのは、「Gmailが10000通たまっていて、どうしていいかわからない!」という悲鳴や、パソコンの動きが遅いなどのデータの削除に関するお悩みの数々。

 プロでさえそうなのだから、ITに詳しくない一般の方のデータのお片づけはどうなっているのでしょうか。

 このようなお悩みに答えるべく、本ブログの執筆では、データ設計のプロフェッショナルとして、データの削除に悩めるビジネスパーソンのお悩みに答えることを目指しました。本ブログには、私の10年間のデータに関する知識を盛り込む(予定)。

必要なところを読んでいただいたら、このブログのブックマークは削除していただいてかまいません。

 それでは、一緒にデジタルお片づけを進めましょう!